七夕

 主な七夕まつりはほとんどが50年ほどの歴史しかもたないという。明治以前から行われていたのは仙台と高岡、山口のみ。今ある七夕まつりは、戦災で破壊された中心市街地が本格的に復興してきた1950年半ばから、商店街を中心として始まったものがほとんどだそうだ。
私の実家は富山で、高岡というところは通学途中の町で、七夕まつりにも何度か行ったことがある。確かに巨大な笹がずらーーっと並んでいたなあ。
これ↓


 それにしても、毎年七夕は天気が良かったためしがない。この時期はまだ日本の大部分は梅雨のさなか。そして雨雲が晴れたとしても、主役である2つの星はまだ東の空のかなり低い位置にある。それもそのはず、本来の七夕は旧暦の7月7日(今年は8月11日)。新暦太陽暦)と旧暦(太陰暦)では1カ月以上の差があることも珍しくないのだ。ちなみに太陰暦では、7月7日は必ず上弦の月となるので、その形から七夕の月を、織女と牽牛が乗る船に見立てることもあったらしい。ろまんちっくね。