言霊


言霊とは、一般的には日本において言葉に宿ると信じられた霊的な力のことで、声に出した言葉が現実の事象に対して何らかの影響を与えると信じられ、良い言葉を発するとよいことが起こり、不吉な言葉を発すると凶事がおこるとされた。

その思想は遠い昔の話ではなく、現代も結婚式の忌み言葉などに残っている。

興味深いのは、それが年寄りの慣習ということではなく、自分の意識の中にひっそりとあることだ。
大切なことほど口出して言いたくはない。
願うことも。叶わない気がするから。



昔買った、おどろおどろしい表紙の「言霊」という本を今また久しぶりに読んでいる。
そういえば全部読んでいなかったのだ。