オレンジ色の季節


この前の大雨の日、金木犀が一瞬ぼわっと香って体を包み込んで、消えた。なんだか幸せな気分になった。
金木犀満開の時には、数キロ先まで香りが届くという。こんな大雨の日にも香りがするのかと感動した。
次の日、地面が明るいオレンジ色に化粧をしていた。もう香りはしなかった。昨日も今日もしなかった。あの強い良いにおいは、最後に花が散らした色気だったのか。いや、生命の煌めきかな?金木犀花言葉は「謙遜」。うっとりとさせる香りで人を誘い込むにもかかわらず、花は意外と地味なことからだそうです。そう?あんなに眩しいオレンジ色なのに?地味って失礼ね。


もうひとつのこの時期のオレンジは、「ハロウィン」の黒とオレンジ。
世の中、ハロウィンでけっこう盛り上がっているのね。日本人なんて馴染みがないくせに。イベントには乗っかっておけって感じでしょうかね。「黒」×「オレンジ」のコーナーをよく見かけます。色の組み合わせはけっこう好きなので思わず近づきます。
それでまた無駄遣いをしてしまった。かぼちゃのお化けのケースの中に「カラフルなドクロラムネ」や「パンプキンお化けガム」などが入った、なんとも愉快なお菓子セットを買ってしまった。かわいい。当分飾っておこう。ラムネなんて食べないなあ。このドクロラムネを一粒一粒、ハロウィンに色んな友達に送りつけようか。

ねぇ?