『砂の花』from エジプト



『砂のハナ』と言われるものを手に入れた。
自分で拾ったのでもなく、貰ったのでもなく、たまたまエジプトの小物を売っている露店があって、そこで一粒百円で買った。


『砂の花』とは、年月をかけて風化して丸みを帯びた岩石のくずのことで、砂漠の砂の中に埋もれているらしい。お守り代わりに持ち歩いたりするのだとカイロ出身の青年が教えてくれた。エジプトの人としゃべったの初めてー!
どれも面白い形をしていて、私は呪術的なインスピレーションを受ける菱形で円柱の細い文様の入った形のものを一つと、昆虫のフンみたいな(いやそんな小さくはないんだけど、例えるならそんな感じ)のを一つ買った。どちらも1cm前後。
この奇妙な形の石が『砂の花』という素敵な異名をもつというところに惹かれて。あとエジプトだし。いつかエジプトに行きたいから、その時までこれで気分を高めて…と。


 ネットで詳しく調べようと思ったけど、なんか全然でないや。あるページによると、『砂の花』とは砂漠の中に紛れている砂の結晶、とも書かれていたけど。
だれか知ってる方います?
きっとこれが「隕石のかけらだと現地の人は信じている」とか「動物の糞の化石」とか言われても買っていた気がする。後者だったらあんまり触りたくはない。でもきっと買う。



エジプトの砂漠の一部がうちにある。