また春が来る


 今、手の届く一番近い位置にある雑誌は『サライ』。オッサンくさい。
だって、今回の特集は「全73ページ丸ごと1冊大特集 心に染みる桜旅」だったんだもん!!

 私が何年も前に古本屋で買った『芸術新潮』で、「これだけはみておきたい桜30選」という特集をしていて、それを見たときからずっと樹齢1000年以上の桜を巡りたいと思っていた。でも毎年行きのがし続けて、もう何年も過ぎている。確か去年も日記に書いたような…。その『芸術新潮』の発行日はなんと、1985年!!そう、当時はなんとか老体に鞭打って美しい花をつけていても、20年経てば枯れてしまっていても全くおかしくはない。だけどそう考えたらとっても悲しいので、立派な桜の木には「桜守」がついているというし、国や県の天然記念物になっていたりもするし、そんな他力と木の生命力を信じて、今年こそ、一本でいいから心が震えるような桜をみたいと思っている。

今回のサライには、芸術新潮の30本の中でも一番か二番にみたいと思っていた、山梨県の「山高神代桜」が「日本三大桜」のひとつとして取りあげられていた。それで「まだ現役で嬉しい!」という祝福の気持ちも込めて買っちゃったという…
こう比べると、芸術新潮の写真の方が圧倒的に素晴らしい。絶対行きたくなるもんね。さすが芸術新潮!古いけど、いい本買ったなあ。



山高神代桜
http://page.freett.com/matsunaga/

樹齢2000年以上!!よく生きてるなあ。