アール・ブリュット


http://www.shiseido.co.jp/house-of-shiseido/html/exhibition.htm
 

「加工されていない、生のままの芸術」
絵の話。
「目は口ほどに物を言う」とよく言うけど、本当にほんの少し「常識」の枠を外れた、例えば左右の目が違う方を向いているとか、大きさが違うとか、それだけで異様な印象を与えるものだ。なぜか。そこには「敢えてこうしてみよう」といった意図やわざとらしさを全く感じないからか、全てが純粋?に見えるからか。純粋って何だ。無意識。

ある人は描きにくいでしょ!っていうほどのほっそい線で「モーツアルトの家」を描いている。弦楽器が窓になっていたりする。左手で自画像を描いた様な、計算されていない不自然さ。パウル・クレーをはじめとするアーティストにインスピレーションを与えたという。これは、衝撃と困惑を与えられずにはいられない。