男女の仕切りに巨大アフリカ像


日本で一番幸せな、アートと人が共存している場所は直島だと思う。



『I love 銭湯』大竹伸朗 http://www.kalons.net/j/review/articles_1372.html
HP(photo HPより抜粋)
http://www.geocities.jp/naoshima007akaiirezuminootoko/sentou/sentou_ubune.html



「制作中はなにも考えていない。」
「ただ興奮状態が続いている。」
「コンセプトなんかじゃ人は幸せにならないと思う。」
『そこにあるものとコラボレートしている』大竹伸朗


ベネチアビエンナーレ2009」でもお披露目された、“実際に入湯できる”という機能を持ったアート作品。
ていうか銭湯。

男女の仕切りの上のほうには巨大アフリカ像のサダコがいる。直島に10年ぶりにできたという、銭湯。仕事を再開する前に、行くことができたらいいな。無理かなあ。
純粋な欲求に従って、作る人。裸で作品を感じてもらうのが似合う人だと思う。この圧倒的なエネルギーは、岡本太郎に通づるものを感じる。日本人で初めて、東京都現代美術館のフロア全部を自分の作品で埋めた作家だ。『そこにあるものとコラボレートしている』というスタンスは、この銭湯においてもスクラップブックにおいても言えることだろう。

まるでおもちゃ箱のような銭湯。夜もいい。
銭湯の壁によくある富士山は、銭湯の中ではなく、隣にあるカフェの窓から絶景になるように設置された。
カフェでお茶をして富士を眺めてから、銭湯に入りたい。